
真田公民館を会場に第4回の図書館学習会を行い、37名の参加がありました。
今日の学習会のテーマ説明:中澤図書館学習会実行委員長
講演:「図書館を使った調査研究と学習活動」
講師 上田社会教育大学講師 尾崎行也さん
上田には市民の学習グループが明治時代からある。明治期の上田郷友会。大正期の上田自由大学、上田市民大学。昭和戦後期の新上田自由大学、古文書学習講座”山なみ”。その後のPTA母親文庫活動は、創作グループや社会教育大学へ発展してきた。
社会教育大学は昭和55年開講、文学科と歴史科があり、2年制で現在15期、創立30周年を迎えている。研究と成果の発表(2年目で卒業論文をまとめる)、企画展、出版を続けている。
歴史の研究をしていると、資料を求めて図書館へ行くしかない。求める資料が図書館にない場合にはそれを持っている人を紹介して欲しいし、図書館長はそういう人脈をもっている人であって欲しい。
また歴史を研究するためには古文書を読む必要があり、その実物があることが必要である。図書館で古文書が保存されることもあるが、本当は文書館が必要だ。文書館がないと公文書が残っていかない。行政の現場では今も、保存年限が過ぎると廃棄してしまい、それでは後世に残すことができない。
地域の学習活動は図書館を場として始まる。図書館を中心に場と仲間が作られ成果が地域に戻されることが必要である。
活動発表:「気がついたら私の生涯学習」社会教育大学 手塚さん
昭和59年に社会教育大学へ入り、まず「学び方を学ぶ」ということで、図書館の使い方を学習した。以来、論文執筆、豆本発行、タウン誌への連載、上田市誌、地域の村史執筆などを重ねている。
活動発表:「『貴重資料紹介展』に携って」 古文書学習会「山なみ」宮島さん
この紹介展は、上田市立上田図書館に収蔵保存されている「花月文庫」「花春文庫」などの貴重な資料の内容を、広く市民に紹介することを目的に隔年で開催するもので、山なみが全面協力している。
今までに、地域の文化人成澤寛経『百合ささめごと』の世界(S13年)、信州上田豆本の世界(S15年)、殿様の図書館-『花春文庫』を中心に(S17年)天保飢饉の上田(S19年)テーマに実施してきた。
質疑:
質問・感想1 真田地域の研究をしてきた者だが、各地域に古文書が残っているがキチンと保存されていない。真田図書館ができたら、是非文書収集にも力を入れて欲しい。勉強するためには図書館が必要だと強く感じた。
尾崎さん---上田市誌を作るときに古文書の写真を数万点撮っているので所有者の了解をとって公開をする必要がある。真田町史の作成に当っても資料を収集したと思うので、図書館で公開すると良い。
質問・感想2 活動発表をされたお二人が30年も活動を続けられたのはどういう理由か。
手塚さん---家族の理解があったことが大きかったと思う。宿題など大変だったが、楽しかったことの方が多かった。
宮島さん---農家の仕事をやりくりして勉強に出るのは大変だったが、論文が歴史関係雑誌に掲載されて評価されたことが励みになった。
質問・感想3---地域での学習は場と仲間、地域に帰していくことが大切で、それが長く続くための力となることを痛感した。
尾崎さん---地域学習にはいろいろな面があるが、横への広がりを構築していく必要がある。
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